効果的なコンタクトレンズ

「nI酸系多価不飽和脂肪酸を摂取することで頚動脈のプラーク内にEPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)がとりこまれ、短時間でプラークの安定化がおこっているというきわめて重要な結果になりました」と、O原教授。 「また、スタチンにはコレステロールを下げるだけでなく、不安定なプラークを安定化させる作用があるといわれていますが、EPAでも同じようにトリグリセリドを下げるだけでなく、プラークの安定作用があるということを示しています。わずか1ヶ月半の投与でプラークの部位にEPAが移行していることが証明されたわけで、冠動脈にある不安定なプラークが破裂するのを防ぐ作用があることが推測できます。こうした研究から、アメリカ心臓学会は2002年、冠動脈疾患をもつ人は1日1グラム程度のEPA+DHAを脂質の多い魚から摂取し、医師と相談してサプリメントを飲むことも考慮してほしい」とO原教授は推奨した。

また、冠動脈疾患を現在もたない人でもさまざまな種類の魚、とくに脂肪が豊富な魚を少なくとも週2回食べることをすすめている。
「今後、魚油にふくまれるEPA、DHAの補充療法がより一般化してくる可能性がある」と、O原教授はみている。 一方、03年1月には2型糖尿病で早期の腎症をおこした人の中規模研究で、通常療法と強化療法の無作為試験の結果が出た。
強化療法というのは、血圧を管理する群としない群、スタチンを投与してコレステロールを下げる群と下げない群、血糖を管理する群としない群に分けるといった、ひとつの危険因子だけに着目した従来の試験と異なり、多くの危険因子を同時に管理しようというものである。 研究をはじめて8年後、強化療法群では心血管リスクが通常療法群の半分になっていた。

このように、近年の大規模臨床試験の結果から、血糖管理以外に禁煙、習慣的な運動、健全な食事などの生活習慣の改善、血圧の管理、高脂血症の管理、肥満の是正などが、糖尿病における大血管障害の発症と進展予防には有効であることがわかってきた。 医師だけではいきとどかない療養指導に、看護師をはじめとする医療従事者が積極的にかかわることが求められている。
糖尿病とその療養指導全般に関する正しい知識をもち、医師の指示のもと患者に熟練した療養指導のできる医療従事者として、2000年度から日本糖尿病療養指導士の認定がはじまり、現在840人以上の療養指導士がいる。


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